→木製ストラップ

軍手同盟

予め決まってたんです。 今日１８日に一杯やろうってことは！

当日はあいにくの大雪で外は真っ白 〜ヤマノカミに呆れられながらの〜バイク出動です。 どうやらこうやら工房前に無事たどり着いたものの、 直角ターンができず押して中へ入らなアカンかったんです。 後輪が滑ってどうしようもないんです。

〜〜 〜〜 こんな日に"_み会をやる"とは・・・ってワシは思ったんやけど主催者の想いは違ってました。 彼の想いは『千載一遇のチャンス』！！・・・こんな日に"雪見の宴"が開催できるとは〜って大喜びなんです。 ・・確かに、たしかに印象に残るはなぁ〜・・泣 ヒトの見方は落差が大きいし、出来有れば『彼のようにありたい』と思った次第でして〜

〜〜 主催者は過述の『スズメバチ退治』の戦友〜そして場所は正に営巣の場所なんです。 彼は工作の傍ら、『憩いの場所』としてこの建物を建て『囲炉裏』まで作ってるんです。

〜〜 彼が来るまでのワシ等の仕事は、前の竹を伐って、取り皿、ジョッキ、盃、燗容器、菜箸、 箸を削る材料を作ること〜彼の好み〜は別としてやり慣れた（？）作業なんです。

猛烈な吹雪をついて集まった仲間は７人。 『七人の侍』を彷彿させる〜〜そらそうや！こんな大雪の中、人里を遠く離れた電気とて ない山奥まで（粋興にも！）来るんはサムライなんか？サンゾクなんか・・？ 或いは『変人、奇人』の類なんやろか・・笑・・ さらに言うとその中に女傑も二人まざってるんです。 タクシーをどう脅したんか知らんけど・・・工房まで乗りつけてきたんです。 普通に行き先を告げたんでは・・絶対に←ココ大文字・・ましてこの大雪の中ここまで 上がって来ないんですが・・・・ 〜〜 雪景色を見ながらの_み会・・エエもんです。

〜〜 窓外は、雪の中の竹やぶがスポットライトに照らされる『ココロニクイ』演出なんです。 囲炉裏に置いた竹筒からは竹のエキスがにじみ出したイイ香りが漂い、呑むとまろやかと いうかフルーティーというか〜思わず杯がすすむんです。

発電機のガス欠で照明が落ちた時は、日頃忘れていた懐かしい幻想的な風景が広がるんで す。 漆黒の中で″囲炉裏の火″のみが揺らめくんです。 〜〜 一瞬、会話がとぎれ〜皆が″至福の時″を味わうんです！

〜〜 〜〜 ・・んま、みんなよう飲んだワイ！ ビールが一山と酒が３升、ワインが２本と焼酎が一本。 シチュエーションが飲ませるのか？ 初見参のワシでも入れる″集う仲間″がよかったのか？ そらそうや！　一人の欠席もなく全員集まったんやさかいに。やっぱり彼が見込んだだけ のことがあるワ！ 　（見込まれて辛かったヒトがいたかどうかは知らんけど・・笑） 〜〜 〜〜 表題の『軍手同盟』とは？ 言わずと知れた〜〜この場所ではこれがないとどうにもならんのです。 みんなこれをハメて酌み交わすんです。 カキを食べるにも、大鍋をひっつかんで寄せてこなアカンし、焚火横の竹筒から酒を汲む のもこれがないとできへんのです。 ・・で誰が名付けたか〜軍手同盟〜なんです。 ホンマに熱い『契り』なんです！

〜〜 〜〜 宴も終わり帰りはチト辛い。 タクシーで乗り付けた道をテクシーでヨタヨタと・・ 高歌放吟しながら〜〜まぁ〜大丈夫や！　誰にも迷惑かけへんし・・ かけるとすれば〜〜恐る恐る様子を窺ってるイノシシかシカぐらいのもんや・・笑・・ 風爺さま 残念でした。 ・・いつも思うことなんですが、参加の顔ぶれによってその場の雰囲気がガラッと変わるんです！ アンサンがいたらどんな雰囲気になっていたか？ 考えると楽しいような〜〜むずかしいような？？ ・・じゃけんど・・みんなの名誉のためにいうと下品な雰囲気ではなかった。 下界の話ではあったものの〜。

2012.02.20　布袋工房（軍手同盟）

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